全商簿記実務検定とは?
財団法人全国商業高等学校協会が主催する検定試験で、年2回施行されます。
企業は、規模や業種に関係なく、いくら使い、いくら収入を得たのかを記録しなければなりません。
その記録をもとに、決算書の作成や企業の関係者に公開する資料の作成 などを行います。
この、日々の取引を帳簿に記録していく作業が簿記です。
全商簿記実務検定試験は、帳簿を正しく作成するための手順と、その帳簿をもとにした財務諸表の作成、
さらにはその帳簿や財務諸表の数字を読み取る能力を試す試験です。
全商簿記実務検定試験の内容
級 |
科目 |
試験時間 |
取得レベル |
1級 |
会計学 (商業簿記を含む) 原価計算 |
各1時間 30分 |
会計学は、2級よりも進んだ段階の株式会社の取引の会計処理および商法施行規則による財務諸表の作成と活用ができる。
原価計算は、製造業の原価計算と記帳ができる。
|
2級 |
商業簿記
| 1時間 30分 |
株式会社の基本的な取引の記帳、特殊な取引の記帳、仕訳帳の分割による記帳法、伝票による記帳法および損益の繰延べ・見越しができる。
|
3級 |
商業簿記 |
1時間 30分 |
簿記の基礎、個別企業における取引の記帳および簡易な決算ができる。
|
- 合格基準
-
- 1級 : 各科目70点以上で科目合格制
(科目合格後4回以内の検定で、残りの科目が70点以上となれば1級合格となる。)
- 2級 : 70点以上
- 3級 : 70点以上
|